イソップ物語にあるオオカミ少年の話は
多くの人が知るところだと思います。

ある男の子が、村人たちに
オオカミが出た、と叫んで驚かし
大人たちが慌てる姿を見て楽しむといういたずらを
繰り返していました。

最初はその嘘に振り回されていた大人たち。
男の子は何度もその嘘を繰り返していたため
あるとき、本当にオオカミが出たときには
誰も信じず、助けてもらえなかった、というお話です。

この話にあるように
日ごろの行動が、その人のイメージをつくります。

オオカミ少年は、うそつきというイメージを
自らで作り上げてしまったため、有事のときに
誰からも手を差し伸べてもらえませんでした。

ここまで大きなことではないにせよ
あなたも日常のなかで、小さな嘘を繰り返して
しまっていることはないでしょうか。

あるいは、嘘という感覚がないままに
やっていることもあるかもしれません。

たとえば

子どもに対して
会社（仕事）に対して
習い事などの活動のなかで

もう知らない、とか
もうやめてやる、など

一時的な感情、カッとなった時の言葉で
投げやりな言葉を発している、ということが

もしかすると、あるかもしれません。

もちろん最初は
周りの人が、なだめてくれたり
話を聞いてくれたり、場を取りなしてくれたりと

チカラを尽くしてくれることもあるでしょう。

ですが、これも繰り返していると
オオカミ少年のように、誰からも助けの手を
差し伸べてもらえなくなってしまうかもしれません。

もしあなたが

何か自分にとって都合が悪くなったとき
投げやりな言葉を発したり、自暴自棄になったり
といったことがある、と自覚があるなら

反射的に出てくる
今までのことを止めたり、壊したりする
といった思考のクセを認め

一呼吸おいたり、本当にそう思っているのかを
自分自身に確認してみましょう。

自らがオオカミ少年のように
吹聴していることがないか

驚かそうとしていたことが
現実になってしまって、実際に驚いたのは
自分自身だった、ということがないよう

いつも自分が本当に進みたい方向
やりたい方向から目を反らさないことを
決めていきましょう。

あなたが視点を定めていれば
道を外れることなく

その道に山があっても谷があっても
どこからかサポートの手が差し伸べられると
信頼することができるでしょう。

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今日も素敵な１日をお過ごしください。